作業は専門の I 電装屋さんにお願いします。旧ハーネスは使いません。全てオリジナルの特注品です(^○^)。配線の色わけはロータスオリジナルに準じて行われます。リレー類は全て室内の助手席の足元に設置します。お陰さまでエンジンルームはすっきりです。
新設のターミナルの少し上からエンジンルームへの配線が入ります。そこからエンジン左へ伸びて、ウォッシャーポンプのモーターやオルタネーターへの配線が見られます。ダイナモをオルタネーターに変更しているので、レギュレーターは不要になります。
ヒューズボックスは現代のものを使います。その下の黄色の太い線がスターターに行きます。
ラジエターの前ではフロントのライト類への配線とホーンへの配線が見られます。ご覧の通り、リレーは室内に設置されるのでほとんど何にも無い状態です。実は、配線の長さを調節したり不要な配線を除いたりと結構手が入っています。
ボディーへのアース線を示します。何の変哲も無いように見えますが、実は端子に最近手に入りにくい真鍮製のもを使っています。I 電装屋さん曰く、「古い車の電装の不良はほとんど接点の劣化による接触不良ですよ。」。この他にも、接点の怪しいところは全て半田付けしたそうです。白く見えているコネクターも最近の製品を使っています。また、白いクランプを用いて要所要所でハーネスをボディーに固定されています。
これらのハーネスの終末には電動ファンへの配線がつながっています。オルタネーターへの配線の辺りに、将来設置するかもしれないサーモスイッチの為に予備の配線が施されています。
エンジン右へはエンジンルームの後方を横切って配線されています。黄色の太い線がスターターへ、また、右の写真の黒いハーネスからの沢山の線がコイル系への配線です。
助手席の足元に配線が集中します。紫色のボッシュ製のリレーも全部室内に取り付けられるので、エンジンルームはほんとにすっきりです。
紫色のボッシュ製のリレーが取り付けられています。その横の↑はワイパーモーターなどのヒューズボックスです。右の写真は運転席足元に設置された、リーピーターフラッシャーリレーです。
左の写真は、欠損していたシガーライターを無事設置していただいた様子です。右は全く知らなかった盗難防止回路です。どうも、グローブボックスに付くようです。前オーナーはグローブボックスを省略されていたので使っていなかったようです。ワルサをするとホーンが鳴るそうです。ハザードの回路は生きていたようですがランプのテスト回路は欠損しているようです。
左はパークブレーキの警告灯スイッチをI 電装屋さんが作り直して下さったものです。右は全ての電装品が正常に動作することを確認した時のテストで、ヘッドライトを点灯させた様子です。
ノーマルには設定のない電動ファンのラインです。スイッチを含めてこれは特別に作らねばなりません。
トランクルームへは左後ろの上側から配線が侵入します。なんの変哲も無いように見えますが、このハーネスの作製にも秘密があります。電線の束をボディーのラインに沿ってまげ、その後に熱に強い特殊なビニールテープを巻きます。そうするとハーネスにしわが寄らず自然に設置されるそうです。右の写真はそこからすぐに分岐されたナンバー灯へのラインです。
リアーライトクラスターへの配線はリアーブートプレートで完全に隠れるように配線されています。電磁ポンプへの配線にも抜かりありません。トランクルームにはバッテリーがないのでこれだけです。シンプル イズ ベスト!
排気系のレストア に続きます。