日常的に乗るつもりなので、純正のカギなしのフューエルキャップでは困ります。カギ付きに変更しました。この製品はオリジナルと全く同じデザインで CEANDESS LTD WOLVERHAMPTON と裏に刻印されています。また、鍵に MADE IN ENGLAND とも刻印されています。
ただし、オリジナルはボディーのラインに合わせてパイプが斜めにカットされているところに取り付けられていますが、この製品は真っ直ぐに取り付けられています。ボディーラインにあわせるのには一工夫が必要です。
鍵付きキャップには、キャップの受け側に鍵のための切り欠き加工があります。左の写真の左が鍵付き、右が鍵なしです。旧キャップの受け側に切り欠きを加工し斜めのラインを生かすことにしました。右の写真は加工後です。キャップの蓋側のみを移植すると完成です↓。
写真右はボディーとの隙間を埋めるゴム製のパッキンを装着した状態です。ここからのトランクルームへの雨漏りが結構多いそうです。ガソリンは無鉛ハイオクで大丈夫です。フューエルタンクはノーマルの鉄製です。チャンスがあればアルミ製に交換したいと思っています。
補助灯はノーマルです。E タイプのジャガーのものが流用されていてヨーロッパ スペシャルと同じものであることは有名です。フェンダーのサイドマーカーははじめから付いていませんでした(^○^)。
これらのランプ類を取り付けました。きれいです。
車幅灯もノーマルです。トランクノブは左右のつめの長さが同じで、初期のシリーズ4までにこのタイプが用いられています。シリーズ4後期以降ではつめの長さが非対称のノブが用いられています。
取り付けた状態です。トランクルーム内に取り付けステーがあります。
トランクのヒンジはイギリスの旧車に良く見られるデザインです。雰囲気があってとても好きです。シリーズ4用のもので、メッキが多少浮いていますが景色ということで、ピカールで磨いて使用します。
ドアーノブもシリーズ4用のもので鍵と別のタイプです。以前のエランでは、ノブと鍵が一体のものが用いられています。nomi 号では、左右でデザインは同じですが、微妙に機構が違っていて、左側用が新しい物のようです。
トランクのヒンジのパッキンは薄いゴムで作りなおしました。
右の写真はトランクが開いた状態に止めておくためのバネで右側のトランクヒンジに共締めになっています。
トランクリッドに取り付けられるリアーナンバー補助灯はノーマルで Heller の製品です。2個付いています。リアーのナンバーはチャップマンおじさんが秘密の加工をしてボディーにピッタリ取り付けられます。
斜めに取り付くように工夫してあります。が、本当の工夫は秘密です。
フロントナンバーの取り付けは、エランではデザインの設定がないので、各オーナーが苦労されるところです。左の写真の前オーナーが作られたステーは鉄製で重いので、2 mm のアルミ板で自作を試みました。黄色エラン号を参考にさせていただきました。フロントグリルには約 5 mm 突出するようにすると、ナンバーが道路の突起物に当たることも殆どないとのことでした。また、ボディーが弧を描いているので、取り付け部分で約 5 mm の隙間がないと中央でナンバーとボディーが干渉します。ステーのボディー側への取り付けそのものも、黄色エラン号は上面、nomi 号は前面及びフロアー面の違いがあり工夫が必要でした。
4点で固定してようやく強度が出てきました。
輪番を仮に取り付けて見ました。
仕上がりです。ステーは? 秘密です(^○^)。
ドアのレストア (その1)に続きます。