ノーマルのダッシュボードです。左の端に割れがあります。後日、メーターパネルの設置などの作業を追加していると、反対側にも割れが出来てしまったので、これも蓮車親爺さんの骨折りでポールマーティーから新品を取り寄せました。
実際に新品を nomi 号に設置してみると、塗装の風合いが合わないなど、気に入らない点が出てきたので、内装屋さんに割れたクラッシュパッドを持ち込んでビニールレザーを張り替えていただきました。そしたら、これが抜群の出来。今回はこちらを使うことにしました(^○^)。
フロアーマットは前オーナー N 氏から KARO の製品をいただきました。ABC ペダルは綺麗にしたいなと思っていたのですが、チャップマンおじさんは必要なしと判断され、ボディーから外されませんでした。従って、前オーナーが右ハンドル化された当時のままです(^○^)。ペダルの形がオリジナルのシリーズ4のものと異なります。フィットするペダルラバーがありません。
ウエザーストリップは雨漏りがないよう慎重にしっかりと取り付けます。前オーナー N 氏によると、以前は雨漏りがしていた由です。チャップマンおじさんは一言、「まかしといて。」と。
これは、ドアの当たり面のボディー側のウエザーストリップです。一説にスズキフロンテのものが合うそうです。
装着した状態です。この部分は丁度良い感じですが、実はMDFパネルで作ったインナーパネルが干渉して、どうしてもストリップが外側よりに装着されてしまう傾向になり、ドアのしまり具合に影響が出るので、MDFのインナーパネルを5mm 程度小さく切りなおす必要が出てきました。
リアーガラスの下に出来るスペースの床に当たる部分になります。ベニアの板にドアの内張りと同じエンボス加工のあるビニールレザーが貼られ、室内側の淵には枕のような突起が作られています。殆ど傷んだところはなく、おそらく一度は新品に交換されていると思います。
右はリアートレーのガラス側を固定する小さなステーです。鋼で出来ています。
実はこのステーは錆びが強く、上の写真の4個のみが再利用可能な状態でした。このような部品を探して見ましたが、なかなか見つかりません。そこで、左の写真のような、板バネを探してきて、チャップマンおじさんに作っていただきました。
リアー トレーの部分は濡れることを前提のレストアが必要なようです。
これもまた欠損していたリアーパネルを MDF パネルで作製しました。このパネルとリアートレーの前側は連結されるので、高さの決定が重要です。
のこぎりで切っています。出演はスーパーライトさんと管理人 nomi です。撮影はチャップマンおじさん。このリアーパネルはトランクルーム側のみ黒でペイントしました。
トランクの底板は厚さ 5.5 mm のベニヤ板で自作しました。型を黄色エランさんのシリーズ3から取らせて頂き、ハンマーブラックに塗装しました。やさしい Yo おじさんが指導してくださいました。実は Yo おじさんはこの手の作業のプロです。エランのトランクは左半分だけ底板があり、右半分は燃料タンクが剥き出しです。
右の写真は底板を固定するピンです。右がオリジナルで左がアルミ棒から削りだして自作したピンです。ドリルで穴をあけタップを自分で切りました。中学の技術家庭科の授業以来のことです。
エランにはもう一枚燃料タンクの前側に付く底板があるようです。nomi 号では電磁ポンプ関係のラインの取り回しが来るので、あえて作らないことにしました。
更に、欠品であったトランクルームのバックプレートをアルミ板で作製しました。この板はテールランプクラスターやグラスファイバー面をトランク内の荷物から守ためのものです。上面に水平部分を作り、異物の迷入を防ぐ必要があると考え、曲げ加工が容易なアルミ板を選びました。現物がないので、インターネットで入手したわずかな写真と、ボディー側との現物合わせで作りました。これに、カーペットを貼って仕上げます。
注)最近はポール・マーティーで販売されているようです。
カーペットは室内に用いたのと同じものにしました。この仕事は管理人nomi がやろうかと考えていましたが、忙しくしている間にチャップマンおじさんがサクサクと済ませて下さいました。美しい仕上がりです。
スペアータイヤの搭載の必要性が出てきてようやく取り掛かりました。で、まずはビックリ。なんと、元々ついて来た 175 R13 のタイヤがついたノーマルの鉄ッチンホイールではこのスペースに入りません。正確にはフタができなくなります。
ホイールのみの状態で設置してみると、底が平らでなく、また、マフラーを固定しているボルトに干渉してグラグラします。ゴム板を適当に敷いて安定させました。勿論、フタが出来ることは確認しました。
写真右は自分で作った固定用のステーです。2mmのアルミの板を切り出して「家内製手工業」で作りました。ネジは 5/16 UNC のソケットボルトにしました。
nomi 号の車載工具は失われていました。ずっと欲しいなと思っていたらヤフオクに出品されたので大喜びで落札しました。さすがにサビサビで油も切れています。残念ながら、プラグ用のスピナーは欠損しています。右の写真は錆を落とした状態です。
銅ハンマーは消耗品なので別に購入しました。ジャッキは貴重なオリジナルがあります。後にこのシャッキはジャガーの E-type のものと同じものであることがわかりました。
袋もビニールレザーで作り直し、欠品の工具はヤフオクのこの車載工具の出品者から別に譲っていただき補充しました。(勿論、これはオリジナルのものではありません^^;。)
(その3)に続きます。