組み立て作業 (その3---その他)  工事中

オイルクーラーの設置

オイルクーラー オイルクーラー

 オイルクーラーはラジエターの前に設置します。エランの顔では、”口”の中になります。シャーシやステアリングシャフトと干渉しないように”L字型”コネクターを使っています。右の写真ではオイル漏れがないようにコネクター部分にシールテープが施され、最終的な位置きめがされています。

オイルクーラー オイルクーラー

 写真のように、ホーン、リトラクタブル用の釜、ラジエターのオーバーフロータンクなどとの位置関係を確認しながら設置する位置を決めます。

オイルクーラー オイルクーラー

 オイルクーラーは直接ボディーに固定されます。オイル系の組み立てが終了したので、オイルをエンジンに入れます。いつもの、ケンドールです。

オイルプレッシャーライン

 オイルプレッシャーはこんなところからラインが取られています。シーリングテープを巻いてオイル漏れ対策済みです。

ブレーキマスターシリンダーの設置

ブレーキマスター ブレーキマスター

(ブレーキマスターシリンダー)

 ブレーキマスターシリンダーは前オーナーがリペアーされているのでそのまま取り付けます。シリーズ4は2系統化されています。蓮車親爺さん御推薦のリモートタンクになっています。シリンダーとブレーキラインの接続は結構難しい作業です。ネジが特殊なようです。ブレーキのレストアその1を参照して下さい。

クラッチマスターシリンダーの設置

クラッチマスター クラッチマスター

(クラッチマスターシリンダー)

 クラッチマスターシリンダーは左の写真のようなリペアーキットで中身を新品にして組み付けます。ブレーキ同様リジッドな配管を用いています。

クラッチ キャップ クラッチスレーブ

(キャップ クラッチスレーブシリンダー)

 ヤフオクでキャップを手に入れたので交換しました。クラッチマスターシリンダーからスレーブシリンダーへの配管を示します。クラッチラインとエギゾーストが近いので、時にクラッチフルードが沸騰してクラッチが切れなくなるトラブルがあるようです。接続のニードルを出来るだけ丈の低いものにして、エキマニとの距離を稼ぐなどの配慮があります。

クラッチ 熱対策 クラッチ 熱対策

(クラッチラインの熱対策)

 サーモバンデージかサーモスリーブをラインに巻くと予防になります。nomi 号では、電気系を纏めるチューブで一旦ラインを覆い、その上にサーモバンデージを巻くことにしました。このチューブは半割れなのでラインを外さずに作業できます。

クラッチ 熱対策

(クラッチラインの固定)

 写真はクラッチラインの左側の固定を示します。左のエンジンマウントと共止めでステンレスのステーを作成し、ラインを固定するラバーで止めています。クラッチ操作で多少ともラインが動いて不具合が生じる可能性を未然に防ぐ配慮です。

ステアリングコラムの設置

ステアリング ステアリング

 ブレーキやクラッチのマスターシリンダーの取り付けが終了すると、次は、ステアリングコラムを設置します。

ステアリング ステアリング

 ジョイントはヨーロッパ用のユニバーサルジョイントです。メーターパネルを設置し、そこからのステーを固定して完成です。

メーターパネルの設置

メーターパネル メーターパネル

 メーターパネルはほとんど手をつけるところがありませんでした。

メーターパネル メーターパネル

 写真のようにグローブボックスが付いていないので、新設します。

温度センサー 灰皿

 ヒーターバルブの前側のネジに水温センサーがつきます。灰皿も設置されました。

スピードメーターケーブル ボンネット

 スピードメーターのケーブルはギアボックスの右側面から出ています。前オーナーはボンネットをレース用のピンで止めておられたのですが、ノーマルに戻しました。右ハンドル仕様では取り付けられたことがないケーブルです。チャップマンおじさんがマニュアル通りに取り付けて下さいました。

完成 完成

 グローブボックスがヒーターコアに干渉するので加工を要しました。クラッシュパッドはビニールレザーを張り替えたものを使用しました。完成です。

燃料系の設置

燃料タンク ウエーバー

 燃料タンクはトランクルームの底に3本のボルトで固定されます。ウエーバーはベークライト板でリジッドに設置されます。

ウエーバー スロットルワイヤー

 スロットルワイヤーが繋がれました。燃料系チューブとの接続の具合をはかります。シンプルな同調プレートが取り付けられています。

ウエーバー 設置 ウエーバー 設置

 燃料パイプ系との最終的な接続も終了して、いよいよエンジンの始動です。

 点火系、電装のレストア に続きます。

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