Lotus Elan Series 4 Fixed Head Coupe Type 36
Unit number 36/9363
Engine number G/30157
Ford cast number 681- 6015 LB
Line off date 1969/8/19
注) Line off date は”エランの森”の管理人 TAKA さんを通じて、イギリス人のロータス社を定年退職された方に調べていただきました。
ボディーの天井にはこのようなペイントが残されていました。”red Q995 Final”と読めると思います。ドアには左右ともに”2995”と掘り込みがありました。ボディーとドアがオリジナルのセットのままであると推測されます。「Q」はクーペを示すのか?
nomi 号の歴史を年表形式で記載します。随時更新していきます。
1969年8月19日 | 誕生 | アメリカへ輸出。 |
1994年1月19日 | 日本へ | 京都で登録。 |
1994年?月?日 | S 氏のもとへ | 日本での初代オーナー。 |
1996年6月?日 | カーマガに出演 | 北米仕様。 |
1996年?月?日 | N 氏のもとへ | 日本での二代目オーナー。 |
2002年4月17日 | 購入 | サンワ自工のショールームに保管、レストア待ち。 |
2003年1月14日 | レストア開始 | 分解開始。 |
2003年1月20日 | エンジン分解開始。 | |
2004年3月5日 | ホームページ開設 | 記事に工事中が多いので公開は控えめに。 |
2004年3月8日 | 塗装へ | K 自動車へ。 |
2004年5月29日 | ボディーカラー決定 | ウエッジウッド ブルー。 |
2004年10月8日 | エンジン完成 | うれしい!。 |
2004年11月14日 | エンジンをシャーシに搭載 | 超うれしい!。 |
2005年1月29日 | ボディーの塗装完了 | 上品な色で大満足です。 |
2005年5月23日 | シャーシとボディーが合体 | 天使が降りてきました。 |
2005年10月?日 | 再塗装を決意 | ウエッジウッド ブルーにこだわりました。 |
2005年11月16日 | 再塗装が終了 | ベイビー エラン誕生です(^○^)。 |
2006年1月5日 | 電装のため移動 | I 電装屋さんへ。 |
2006年1月23日 | 電装作業が終了 | さあラストスパート。 |
2006年3月11日 | エンジン始動 | 火入れ式を行いました。 |
2006年6月7日 | 初運転 | ショップの敷地内でエランをはじめて運転しました。 |
2006年6月13日 | 最後のお化粧へ | 小傷の補修と磨きに塗装屋さんへ行きました。 |
2006年6月23日 | 車検へ | 日本サッカーがブラジルに負けて予選敗退の日でした。 |
2006年6月26日 | 新ナンバー取得 | BBさんとチャップマンおじさんがじきじきに陸運局へ行ってくださいました。 |
2006年6月29日 | レストア完了 | 無事納車されました。 |
2006年7月28日 | 馴らし運転完了 | オイル交換。 |
2006年11月12日 | デビューオフ | 芸北町の山道へ。 |
2006年6月7日に動くエランを生まれて初めて運転しました。
nomi 号の軽量化を数値で検討してみます。車検証上の車両重量は 720 kg です。測定は、0.2 kg 刻みの家庭用デジタル体重計で行いました。
単位は kg です。
<前値> | <後値> | <成果> | |
オリジナルシャーシ vs スパイダーシャーシ | X | X + 7.0 | -7.0 |
ダイナモ vs オルタネーター | 7.0 | 2.4 | 4.6 |
スターター (英 vs 日) | 5.2 | 4.0 | 1.2 |
ベルハウジング (鉄 vs アルミ) | 8.6 | 3.4 | 5.2 |
フロントブレーキカバー (あり vs なし) 2個 | 0.6 | 0.0 | 0.6 |
バッテリー (ウエット vs ドライ) | 9.6 | 5.0 | 4.6 |
ボンネット (ノーマル vs レース用) | 6.2 | 3.7 | 2.5 |
エアークリーナーボックス | 1.0 | 0.0 | 1.0 |
ホイール (鉄 vs アルミ) 4個 | 5.9 | 4.3 X 4 | 6.4 |
ラジエター (鉄 vs アルミ) | 9.0 | ? | ? |
燃料タンク (鉄 vs アルミ) | 5.6 | 3.4 | 1.2 |
ドライブシャフト (ノーマル vs スパイダー) | 4.0 X 2 | 6.0 X 2 | -4.0 |
ジャッキ (ノーマル vs アルミ) | 3.8 | 1.6 | 2.2 |
/ | / | 18.5 |
旧ダイナモが重いことがよく分かります。ドライバッテリーはかなり軽量でもあります。アルミベルハウジングはお薦めです。ドライブシャフトの CV ジョイント化は逆に重量増になります^^;。噂どおり、アルミジャッキはかなりの軽量化効果があります。定番のアルミホイールも大きな効果があります。
このほか、計測が困難なものとして、ブレーキサーボが廃止されている点があります。
アルミ ラジエターは計画中です。チャンスがあればアルミ燃料タンクにも挑戦したいと思っています。
エアークリーナーボックスは、新潟のかずさんから譲っていただきました。当面は装着しませんが、ロータスオリジナルパーツなので、きれいにリビルトして保存します。チャップマンおじさんにスポット溶接のはずれを直していただきました。
nomi 号の改造(改良?)のポイントをまとめます。
充電量不足の解消 | ダイナモのオルタネーター化 |
ポイントのメンテフリー化 | ポイントからフルトラへ |
スタート時のサージ | CVジョイントの導入 |
ライトの光量不足 | シールドビームからハロゲンへ |
大きすぎるステアリング | オリジナルからナルディ13インチへ |
オーバーヒート対策 | オイルクーラーを追加 |
オーバーステア対策 | ステアリングラックの改造 |
オイルのかたより対策 | オイルパンにバッフル加工 |
スタータの強化 | スーパースタータに交換 |
電装の安定化 | ワンオフのハーネス |
日常生活に対応した排気音 | ワンオフのサイレンサー |