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開始前夜

レストア前-1  レストア前-ショールーム

(サンワ自工のショールームでレストアを待つ nomi 号---写真をクリックすると---。)

 管理人 nomi は、学生時代(1980年代はじめ)に FR ジェミニでスポーツカーに目覚め、チャップマンおじさんに”エラン”の良さを教え込まれました。爾来20年、エラン オーナーになることを漠然と夢見ていましたが、43歳の後厄の年に、仕事や人生に行き詰まりを感じ、後半人生を元気に生き抜くための特効薬として「エランが欲しい。」と強く感じるようになりました。恐る恐る愛妻に相談したところ、喜んで許可してくれました。約半年間、狂人のように日本中のエランを探し、実は意外に近くにいた運命のエラン= nomi 号と出会うことができました。
 nomi 号は 1969年8月19日生まれで、当時のボディーカラーは赤でした。イギリスのコーリンお父さんのもとから、まずアメリカに行きました。そこでは事故に遭ってしまいシャーシを交換しました。1994年1月19日に日本の京都に引越し、緑色に塗りなおされました。日本での最初のオーナーは広島県三次市の S 氏です。1996年ごろに二人目のオーナーとして広島県広島市の N 氏に引き取られました。この頃には、カーマガジン212号に出演しています。 N 氏のもとで、アメリカ仕様から日本仕様への手術を受けました。

カーマガ-1  カーマガ-2  カーマガ-3

(カーマガジン 212 号に紹介された1996年当時の nomi 号)

 管理人 nomi が N 氏より購入したのは 2002年4月17日です。当日はチャップマンおじさんにも同行して頂き、シャッター付きガレージに佇む nomi 号と初対面しました。管理人 nomi は初めからフルレストアするつもりだったので、あまり詳細に検討することもなく、チャップマンおじさんのお薦めもあり、夢心地で購入を即決しました。
 それから nomi 号は、前オーナー N 氏のドライブでレストアの順番を待つためサンワ自工のショールームに入りました。レストア開始日は、9ヶ月後の 2003年1月14日です。日本での三人目のオーナーになった管理人 nomi は、 nomi 号を生涯の友と考えています。

nomi 号レストアのポリシー 
 nomi 号のレストアは 「日常的に乗れるエラン」 をコンセプトにしています。雨の日でも乗るつもりで FHC を、また、車としてより完成されているシリーズ 4 を選びました。従って、基本的にはオリジナルに戻しますが、徒にオリジナルにこだわらず、”オリジナル エラン”の良さを壊さない範囲で、信頼性の高い最新の部品の導入も行います。もちろん、「ブリティッシュ ライトウエイト スポーツ」 の名を汚さぬよう、軽量化も重要なテーマです。

(1). ボディー

 一見よさそうな状態に見えましたが、nomi 号のボディはかなり傷んでいました。チャップマンおじさんを悩ませました。見所いっぱいのページです。(その1)(その2)(その3)があります。

(2). エンジン

 エンジンは基本的にはノーマルでした。希望通りのウエーバーヘッドなので仕上がりが楽しみです。今回のレストアでは、チャップマンおじさんの御厚意により 140 馬力仕様になります。(その1)(その2)(その3)があります。

(3). オイル周り

 オイルパンのバッフル加工やオイルクーラーの設置などを記載しています。

(4). ステアリング

 エラン独特のオーバーステアを克服する改良を記載しています。参考になりますよ!

(5). シャーシ

 nomi 号はアメリカでスパイダー社製の高性能シャーシに置換されています。

(6). サスペンション

 足回りそのものはノーマルに戻して、コーリンお父さんの味付けを楽しみたいと思っています。

(7). 駆動系

 デフやギアボックスはノーマルです。ドライブシャフトはスパイダー製に変更しました。シャーシへの組み込みも記載しています。

(8). ブレーキ系

 ブレーキ系は鉄パイプの配管とステンレスメッシュで武装しています。(その1)(その2)があります。

(9). 冷却系

 冷却系ではファンを引き込み型に改良しています。

(10). 燃料系

 燃料系では国産の電磁ポンプでのチューニングを行っています。

(11). 組み立て

 完成したエンジンを完成したシャーシに載せ、塗装から帰ってきたボディーを架装し、電装品やクラッチ、ブレーキなどを組み付けます。(その1)(その2)(その3)があります。

(12). 点火系、電装

 点火系はフルトラです。デストリビューターやアーシングについても記載しています。ハーネスは手作りのワンオフです。(その1)(その2)があります。

(13). 排気系

 チャップマンおじさんは自在に”音”をチューニングされます。タコアシを奮発しました(^○^)。以下、排気系は全てワンオフです。(その1)(その2)があります。

(14). 内装

 ”シンプル イズ ベスト”の方針でレストアを進めます。基本的にはオリジナルに戻します。(その1)(その2)(その3)(その4)があります。

(15). 外装

 内装と同じく”シンプル イズ ベスト”の方針を通します。(その1)(その2)(その3)(その4)があります。

(16). ドア

 ドアのレストアを纏めました。

(17). Carburetor の調整

 チャップマンおじさんのお得意分野です。(その1)(その2)があります。

(18). Appendix

 このレストア作業で素人の管理人 nomi が得たノウハウをまとめました。

 それでは、ボディーのレストア (その1)のページからどうぞ!!

左ハンドル-1  左ハンドル-2

(左ハンドル時代の nomi 号)

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